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5 うちのねこ(第4回)....7.16記

ねこばなし4 避妊騒動 

はこねこ段ボールなど箱が好き、詰め合わせ、できあがり(最近の画像)グレコとママ

生後半年位か、小猫はママ猫と同じくらいの大きさになってくる。

さて、たしか、育児が終わると次の妊娠のため、発情するって動物、猫だっけ?

これ以上、猫屋敷になっても困る。

うちはこのころは、複数のうさぎと、2匹のせきせいいんこを飼っていた。

うさぎは1匹になり、いんこは...いつの間にか消えた。

少なくても、1羽は猫が食ってしまったらしい。

かれらの運動能力をみくびったようだ。

ともかく、居候動物に、これ以上奉仕する、気持ちの余裕もない。

よって、かみさんは、できるだけ安く、避妊処置をしてくれる処を探した。

隣町にあった。対象はメス猫、ママ、くろすけ、グレコの3匹。

私、筆者は仕事でいなかったので、以下、かみさんの証言より....

半野良猫をまず、捕獲、車に載せねばならない。

さぞや、大暴れするんじゃないか、しくじると2度は捕まるまい、と、心配したが...

双方、怪我もなく、出発したという。しかし、そのあとが甘かった。

車はミゼット2,まだ、免許を取っての日も浅かった。

猫は完全に箱の口を閉めていたわけではなかったが、始めての車に固まってはいたらしい。

クロスケ グレコ
しかし、ミゼット2、隣町、動物病院まで、あとわずかのとき、

しっかり閉まっていなかったのだろう、横の、跳ね上がり式のハッチ窓が勝手に開いた。

かみさんは、フタをしっかり閉めることができない。

これは、習慣というより、DNAによって決められた、習性だと私は思っている。

果たして、空いた窓からすかさず逃げ出したのはクロスケだった。

かみさんは慌てて車を止め、クロスケを探した。近くの民家に入ったらしい。

猫のまね声をだし、1時間は粘ったらしいが、クロスケは出てこなかった。

動物病院で、ママとグレコの避妊を済ませ、帰りにも立ち寄ったが、 クロスケの消息はその後もわからない。

現場からうちまでは10数キロかな...

もしかしたら、子孫を増やしたかもしれない。

私は仕事から帰り、半べそのかみさんから、この話を聞いた。

あ〜あ〜。やっぱりなんかやっちまったのね。

その後、ちょっと似た猫がうちの周辺をうろついていたが...

グレコとママ猫はその後、二冬、我が家で冬を越し、今に至る。

避妊後は我々を警戒するかと思ったら、かえって慣れてしまった。

(つづく)

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