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段ボールなど箱が好き、詰め合わせ、できあがり(最近の画像)グレコとママ
生後半年位か、小猫はママ猫と同じくらいの大きさになってくる。
さて、たしか、育児が終わると次の妊娠のため、発情するって動物、猫だっけ?
これ以上、猫屋敷になっても困る。
うちはこのころは、複数のうさぎと、2匹のせきせいいんこを飼っていた。
うさぎは1匹になり、いんこは...いつの間にか消えた。
少なくても、1羽は猫が食ってしまったらしい。
かれらの運動能力をみくびったようだ。
ともかく、居候動物に、これ以上奉仕する、気持ちの余裕もない。
よって、かみさんは、できるだけ安く、避妊処置をしてくれる処を探した。
隣町にあった。対象はメス猫、ママ、くろすけ、グレコの3匹。
私、筆者は仕事でいなかったので、以下、かみさんの証言より....
半野良猫をまず、捕獲、車に載せねばならない。
さぞや、大暴れするんじゃないか、しくじると2度は捕まるまい、と、心配したが...
双方、怪我もなく、出発したという。しかし、そのあとが甘かった。
車はミゼット2,まだ、免許を取っての日も浅かった。
猫は完全に箱の口を閉めていたわけではなかったが、始めての車に固まってはいたらしい。
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クロスケ | グレコ |
しっかり閉まっていなかったのだろう、横の、跳ね上がり式のハッチ窓が勝手に開いた。
かみさんは、フタをしっかり閉めることができない。
これは、習慣というより、DNAによって決められた、習性だと私は思っている。
果たして、空いた窓からすかさず逃げ出したのはクロスケだった。
かみさんは慌てて車を止め、クロスケを探した。近くの民家に入ったらしい。
猫のまね声をだし、1時間は粘ったらしいが、クロスケは出てこなかった。
動物病院で、ママとグレコの避妊を済ませ、帰りにも立ち寄ったが、 クロスケの消息はその後もわからない。
現場からうちまでは10数キロかな...
もしかしたら、子孫を増やしたかもしれない。
私は仕事から帰り、半べそのかみさんから、この話を聞いた。
あ〜あ〜。やっぱりなんかやっちまったのね。
その後、ちょっと似た猫がうちの周辺をうろついていたが...
グレコとママ猫はその後、二冬、我が家で冬を越し、今に至る。
避妊後は我々を警戒するかと思ったら、かえって慣れてしまった。
(つづく)
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