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第5話...8.25記

ちびもげモゲのこども時代...

5 うさぎのどこがおもしろいか?道具を使うか?

そんなわけで前回、うさぎにもいろいろ性格がある、という話だったが...。

しかし、えてして犬に較べればあいそは悪い。

犬は集団の動物だから常に回りを気にしなくてはならない。そのせちがらさは人間世界そのものだ。

人間世界にちょっと居心地の悪い思いを感じる私(芸術好きの人や集団を嫌う人に多い)にはどうもまっ先に飼う気に慣れない。

学校というところは社会性を養うべく?、イヌ型人間を好む。その方が管理も楽だから。

よく教員に「おまえはイヌやネコと同じか?」と生徒に問う人がいる。

たしかに人間独自の特性は多々あるが、DNAのほとんどを同じくするほ乳類とは、同じ行動をとる場合は多くて当たり前。

人間独自を教えるなんて並み大抵のことではない。今の子達はネコ型が増えて管理するだけでモー大変。

ネコはまさにえさが欲しい時や自分が甘えたい時にしか摺よってこない。

年中相手はしなくてよいのだが、まさにゲンキン。気分次第。

でもだいたい表情がわかるし、鳴くので感情がわかる。

ところが、うさぎはまず鳴かない、鳴けない?表情もよくわからん。

このつかみどころのない、うさぎという動物、何がおもしろいのか。

人間でもうまく相手に意志を伝えられないことって多いでしょ。

あまり歓迎するべき状況じゃないけど。何を考えてるかよくわからない目。

そして逃げるしか能がないとこなんかが、悲しくも自分を思い起こさせる。

イヌやネコのしたたかさを会得する前の.....大脳に依存する前の....人類誕生以前からある、

そして人類も通って来た、大脳で忘れてても必ず持っている...なーんちゃって。

ま、表せない身体自体の感情で生きてるって感じ?理屈じゃなんともならんなー、という思い。

あたしゃあまのじゃくだからなー。人に媚びない、媚びることができないから好きなのかも。

そんなうちのモゲ君。

えさが欲しい時は、えさの皿の側によってくるし、時々、撫でられたいらしい時があるようだ。

それと、えさがないと、どたどた暴れたりもする。

そう、うちのうさぎはモノを使う。餌をあげ忘れている時、近くを通るとガタッと音がする。

餌皿か何かを動かしたりして音をだすのだ。

鳴いたり、自分で発声できない彼はなんとかこちらの注意をひかなければならない。

ただ腹が減って暴れるというわけではないらしい。まず、こちらにあわせているタイミングなのだ。

それはまるで声の変わりに道具を使う.....楽器の原点と同じではないか.......!

うさぎはねこより進化している?

第一話、第二話はこちら

第3話はこちら

前回第4話はこちら

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