歌詩しししっし（連載）no.16、17

2004.9.9アップ

CD1(1999)に入れた古い2曲です。

サマヨイ

いつのまにか眠りおとされ、ふと、目を覚ますと
何処か何も判らないところ、暗闇ほうりだされ

町の灯は何処にも見えなく、ヘッドライトに手をあげるけど
通り過ぎるのを見送るだけ、夜が明けるのをひたすら待った

自分やったことしかわかりはしないと
世界広げようと歩き回って
強くなりたいと外に飛び出したけど
自分さえ判らないことに気づかされた

なんとかなるとたかをくくり無謀に歩き出した
だけどやはり途方に暮れて人に縋るしかなく

身ぶり手ぶり事情を話した、緊張と不安フルに使った
人は帰る力すべてくれた礼はいらぬと微笑みながら

甘えた優しさで首を締めかけ人の優しさを最後にたのんだ
ろくな礼もできず次ぎの町へ急いだ
人のつながりを手に熱く感じながら

緑の地図

緑の地図がはさみで、切り刻まれてくような
画面が目の前過ぎる、誰かの悪戯のように

切り過ぎた紙は元に戻らぬと気が付いても
人の心も一緒に切り取られてしまっている

壊すこと一瞬で容易く作ることは長く難しい
そこには美しい緑や季節があったのだと.....

いつか...語られるだろう.......

詩曲；げんきむら