歌詩しししっし（連載）no.7

2003.12.10

天国の世代2（だって僕の目の前の矛盾は何）

僕らは天国の世代何も考えなくていいんだ
理想を夢見る必要さえどこにも見えない

金もある物もあるありふれてる
すべて恵まれた世代,戦争も飢えも無い天国で
何めざしたらいいんだろ

なにもかもたくさんで決められない人たちと
たった一つの欲望も望めない人たちと
世界はもう地続きでさえぎるものなにもなく
小さな船に生きてる小さな船に生きてる

何かを信じていたいというか
信じるものが見つけられぬ時代だから
在り来たりの嘘しかいらない
真実は何処にも見えない

金あまりの人々はもう増える欲望も無く
食べ物ない人々は増えることしか望めない
緑の地図塗り替えて枯れた土地に人は寄せ
同じ空気吸ってる同じ空気吸ってる

この道を外すのがだからこわい
この道がどこで終わるかだから見たい
何の不安も無いさおもて向きは、
成りゆきまかせで考えない

10億のこども達がテレビのすみ泣けもせず
煙り上げるよその世界、信じがたい現実で
祈るだけの人々と気が付きもしない人
同じ船にいるのに同じ船にいるのに

詩曲：げんきむら　2003.6改