歌詩しししっし（連載）no.11、12

2004.4.29

生まれ出し魂へ
　
君よ深く透明な淵より漕ぎだし
無限の海へ

あてもなく　もう戻れぬ
誰も知らない旅の始まり
大いなる君の大地を求め

君の小さな手に多くを望めはしないが
強くしなやかにあれ

つまずき道に迷い
嵐の中走り続け
いつかはぬける青空が見えるさ
いつかは素敵な虹が見えるさ

詩：げんきむら
曲：作者不祥／スペイン

追憶の春

あの時の風はもう吹かない
あの時の虹はもう見えない

あったかな風が頬かすめる朝は
追憶のにがい夢に追いかけられる
けだるくせつなさがつきあげてくる
君はあの頃思い出すことがあるだろうか

いくつもの季節が過ぎていったのに....Ah...

あの時の風はもう吹かない
あの時の歌はもう聞こえない

何の不安も無く楽しくはしゃいでいた
壊れた夢の時よみがえる

忘れたくても忘れきれぬ時...Ah....

いくつもの季節が過ぎていったのに....Ah...

あの時の風はもう吹かない
あの時の虹はもう見えない

曲、詩：げんきむら