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2015タイ、バンコク、ルンピニー公園インターナショナルストリートショー参戦記

二日目はできたての新衣装。タイの色?紫と黄色。ヘビ使いのコブラだが、カゴが外れて苦戦。

 

6.もちろん2日目もまあ試練

 

さて二日目。会場には11時のバスだっけ??記憶が定かでない。
とにかく、3時スタートで、同じ時間にパフォーマンスする、イスラエル勢が来る前にテントからこちらの荷物を出さなくてはいけない。
確か、本部行きのバスは途中のいくらかウォーキングに近い、6年前の本部に近いゲートで降ろされる、と、聞いていたが、バスは道をくねくねしながら本部まで連れていかれてしまった。
ギターを持って行くので、台車を借りようと頼んだら、日本スタッフが手伝って、同行してくれるというありがたいことになる。
アンプを持って行くのを忘れたが、タイ人スタッフに無事に持って来てもらえて問題なかった。

テントに着いたが天候がいまいち。曇りだが、いつ降り出すかわからない感じ。出していいのか、まずいのか。
とりあえず、昨日のダメージの確認と修理。
あれ?さっきまで大丈夫だったのに、先頭メイン車がななめに倒れかかっている。ネコが入ろうとした???
よく見ると車輪の軸が曲がっている。
結束バンドがバカになって、フレームである箱から外れてしまっていた。
結束バンドを交換、二重にして、治す。損傷に気がついて良かった。が…
なかなか出しそびれていたが、とりあえず、3時の初回までは持ちそうで、出して組む。

出動直前スタンバイ中。グラサンかけたゴリシキーパパ。 この回、割といい感じでスタートして途中までは良かったんですけどねえ....

 

本日の初回、前半は快調。同時パフォはイスラエル路上アクロバット演奏楽団。
始まる前の音響テストで「マイムマイム」を演奏し、彼らからブラボーをいただく。
一緒のスタート時間だが、少し離れようと先にスタートしたが、なぜか、併走してしまう。音楽パレードそろい踏み。
でもやってる曲は違う。半分行ったところでも、なぜか近くになってしまってかぶる。
逃げて旋回したら路肩にはまる。僕のパレード隊がかなり重くなる。おかしい。やばい。
曲の合間で先頭車両を点検すると…あわれ、車輪が半分外れている。これは大修理が必要だ。
応急処置で先頭車を捨てることにした。アンプを降ろしてスタッフに引いてもらう。小さい車輪はついてる。(6年前はずっとスタッフが引いてくれた)
緑ドカン二号車に牽引犬ロープをつけかえ、パレード続行。
しかし、放棄した先頭車両(レパード号)をそのまま置いとくのもまずいか?とりあえず、そこそこの時間をパレードしたら、先頭車両まで戻って、そこで終了にして修理しよう、と、考える。
またU ターンして戻る。時間を見ると、既に規定の時間少し前。(30分経過を45分と勘違いし、まだ、15分あった)
一旦終了ということにして、装備を降ろし、修理に入る。日本組スタッフがたまたま?通りかかって心配していた。
故障箇所は先ほど修理した車輪の付け根の反対側だった。つまり使用したリターナブル結束バンドの強度不足で、時間の問題だったのだ。
強度見極めが甘かったための必然故障。反省しつつもまあ、今回の残りはもつであろう...くらいの強度の修理ができた。この部分の心配は解消されて一安心。
修理後もまだ、持ち時間があったため、演奏を再開して這々の体でテントに帰還。投げ銭おねだりどころではなかった。
3弦が一日半で切れた。湿気、温度、過酷さを物語る。
さて、また、試練の回ではあった。へとへとだ。

ン?この写真は?もしや先頭車の車輪が外れた時かも?顔写ってないけど、苦しい? トラブルがあると投げ銭求めるどころじゃなく.....


終了後、天気があやしくなる。
ここのスタッフは有能で、雨が降るからパレード隊をテントに入れろ、と言う。まだ、しばらくは降らないだろうという時だ。
怪しい風が吹き出した。ぽつぽつ。雨の土の匂い。日本と同じだ。
僕らのコマの前の時間、バツカーダ打楽器隊が出動したあと、降り出した。あらら土砂降り。みんなテント内につま先立ちみたいに詰めあって避難。
まあ、止んだら準備して開始時間が遅れても仕方ない、という予定に変更。
しかし、開始時間でも止まなかった。今回は中止を決定。
固定ポイントもすべて中止したとのこと。中には装備が濡れて当日の後の予定を全部キャンセルした方もいたらしい。
するとしばらくして止んだ。一昨日は長引いたのに、今日はすっきり止んで、しばらくすると道路も乾いてきた。
お客もいなくなる、と、思いきや、結構いる。まだ、やろうと思えば20分くらいはできたかも。ちょとすまない感じ。
スタッフ的には残念で悔しいだろう。しかし僕は内心ほっとした。身体の負担が小さくなるのは恵みの雨だった。

このあとの時間は王様生誕祝いのキャンドルタイム。なかなか居合わせることのない行事なので、日本スタッフに参加を推奨された。
なかなか時間になっても始まらなくて、次のパフォ枠コマに入るころ、はじまる。次の方々、困っただろうなあ…
ロウソクに火を灯し、王様の方角に向けながら、王様の作った歌を歌って(放送)花火が遠くで上がった。

だんだん警戒心も崩壊してギターもアンプもテントに置きっぱなしで離脱。今日はもう、雨は降るまい。

通訳さんと近くに食事に出る。隣接の庶民の市場は祭日でもあり、お休みだったらしく、店もあまり開いていない。
子猫が休み、同じくらいの大きなネズミが闊歩するお店で食す。タイの地元料理店も味はピンキリらしい。
タイ人の通訳さんの舌も、ここはあまり好みではなかったらしい。ぎゃふん。

夜だから涼しかろうと、ホテルまで歩く。やっぱ、遠かった。また、トイレに行きたくなっては走った。
あとで思えば、通訳さんとタクシーでホテルまで帰り、通訳さんには本部近くまでのタクシー代を渡して帰ってもらえば良かった。

皿回し、2人、挑戦して!タイ人は内気? なかなか客上げに乗ってくれないの。


つづく....その7へ

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