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2015タイ、バンコク、ルンピニー公園インターナショナルストリートショー参戦記

先頭車には豹ネコがいるんです 綱渡り協力の方は日本の人のようでした。


5.公演初日

ホテルは快適だが、あまり深くは眠れないので腹が減って起きる。朝6時から食堂バイキング。
コーヒーを4杯くらいがぶのみ。飯はうまい。バリエーションがある。肉は細切れかソーセージ。野菜はたくさんとれる。辛くない。
今日は朝10時が最初のバスとのこと。アレレ隊長はあまりやることがないので、一人で出動。

初日、出番は4時すぎ。時間は山ほどあるが、パレードができていないのは不安。
まあ、予想通り、1時間で形になって、午前中、90分ほどでパレード隊は完成した。後半半分のメカは簡単。
とはいえ、のべ9時間くらいかかったかもしれない。
体育館で試走。まあ、順調。(組み違えに気づかず、あとで現地で直した)心配してくれた日本人スタッフも喜んでくれた。
なんとも、これで僕の仕事の6割は終わった感じ。実働時間的にもそんな感じ?…..いやいや、まだまだ…だったのだが。
お昼前にアレレ隊長もやってきて、合流。さて、広い公園内のウォーキング会場までの道のりが長いが….

オランダのキリン部隊がトラックによる移動を要請。我々もキリン隊のあと、それを使えるとのこと。
1~2時間ほど待って、天井の高いバントラックにパレード部隊を一人で持てるように切り離して積み込む。
今回も、先頭アンプ車はフラフープや布などでデコレーションしていて、外側の見えるフラフープ部分を持つと壊れる。
なるべく他の方に触らないように伝え、骨組みである箱の部分を手探りで探って僕が運ぶ。
この、他の方には持たないように、というのが、気まずいのだが仕方ない。申し訳ない。

2回に分けて運んだが、途中、割り込みがあって、2回目はまた1時間後くらいだった。

木は花だらけでモノをたてかけたりしにくい....まずは奥のテントに陣取る

 

本部から600~700m離れたウォーキングゾーンのテントにはオランダから3組、高さが5メートル近い大型の高足のドラゴンやキリン、ジャンプ足の着ぐるみカエル、と、仕掛けや作り込みが本格的な路上シアター組が大挙押し寄せてきた。
ラ・マシーンに近いようなサーカスカンパニーという様相であり、迫力、体力、資本力etc…かなわない。
こちらは手作り、身近さでの隙間で勝負か?

さらにイスラエル、地元数組がやってきた。着替えたりメイクする場所がテント三つでは足りない。。
少し離れたところにもテントがあったのだが、割り振りが全くできていなかった。
こちらも、譲り合いでの使用は望むところだった。
昨年はそれで韓国勢とヨーロッパ勢でもめたらしい。
ヨーロッパ側スタッフと日本側スタッフが協議して日本側スタッフが申し訳なさそうに共用を要請してきた。こちらは快諾。仕方ない。
明日はテントを増やす、という話しもあったが、来なかった。別の場所のを割り振ったようだった。

日本人スタッフは、スタンバイで使っていい場所、いけない場所を教えてくれて、守るように言ってくるのだが、
日本語圏以外、つまり我々以外はあまりそれを徹底したり伝えたりしていないようだ。感覚のずれがあり、ややストレス。

地元のサンバ打楽器アクションバツカーダチームはテントを全く使わないようだった。
聞いた事のあるリズムなので二日目につたない英語で話しかけたら、ブラジルの有名チーム、オロドゥンを志向、また、昨年、日本の佐渡の鼓童に勉強に行ったとのこと。
一瞬、僕の足タイコのスルドやマラカス等と、彼のへピニキとで、ミニバツカーダを共演。意気投合でみんなで記念写真へ。
彼らは二日目の大雨の中、燃えまくってやってました。ブラボー。

結局、慌てることはなかったが、あまり時間があまらず、いよいよ本番。

ギターについたタンバリン用のフィルムケースマラカスがどこかにいった。まあ、最初はなくてもいいや。

スタンバイゾーンと通りの間の溝を越えるのがかなり厳しい。ゆっくりだとハマるし、早いとダメージありそう。
だいぶ舗装も老朽化している。6年前より厳しい?そういえば洪水もあったような….

しばらくパレードした後、停まるとまずは皿回し。 うまくいかなくてやり直しが多かったような....
止まっても落ちなきゃいいのだ。落ちない仕掛けなの。

金曜の明るい時間ということで、お客さんは多くないのでやりやすい。だが、ジョギングコースなので、気を使う。
地元芸人さんがかなり人を寄せている。あとで聞くと、地元No.1の方だそう。
道路が水はけのためか、かなり勾配があり、端に寄ると路肩の溝に脱輪する。6年前と同じだが、わかっちゃいるがはまる。
パフォ途中、メガネが落ちる。(ゆるいので後でゴムでバンドをつける。)アレレ隊長が無理に拾いに来て、他の部隊を倒す。やらなきゃいいのに。
後半、終了間際、手をふるお客さんに見覚えがある。タイ在住の日本人の知り合いだ。
6年前にもお世話になったが、今回はお子さんもできての再会&初対面。最後にサービス、ゴリラダンス、タイ初演技。
かなり忙しい中を来てくれたようで、会えて良かった。同じ生年月日の旦那さんには会えなかったが。

気になる情報を得る。
ISがバンコクでテロを行うとの声明をしたとのこと。
あとでスタッフが言うには、二日目の「王様誕生日は危ないのでお家でお祝いしましょう」と、テレビで言っていたとの事。
土曜はそのせいもあって?人出が少なかったらしい。
土曜は午前中、王様誕生日記念、ルンピニー公園マラソン大会もあったらしいが…

持ち時間をややオーバー。大汗をかいて1回目無事終了。
まずは水をがぶのみ。やっぱ、45分をフルにやるのは大変。

お猿の篭屋の提灯にLEDが灯る 150mくらい、の折り返し地点でUターン。

2回目は暗くなっての照明の中のパレード。日本からLEDの豆照明を少々持って来たので、つける。
しかし、スタンバイゾーンに照明がなく、時間ぎりぎりに。あれ?通訳さん用ワイヤレスマイクがない。
探しても見つからない。(先頭車の箱の奥に落っこちていた)通訳さん、マイクなしで出動。
通訳さん、地声でがんばってくれた。おかげで1回目の何倍も投げ銭が入る。感謝。
夜の方が涼しいので人も出るらしい。

さて、怪我もなく、無事、初日パレードは終了。さて、このパレード部隊、荷物を明日までどうするか?
本部に引き上げるのは大変。明日は園内、車の通行はできないという。
テントをしばって置いて行く事になった。ネコがなれなれしくテントに入って来て衣装の上でくつろぐ。
昨日みたいな風雨があると吹き込むから、ギターは置けないなあ。本部へ持って帰ろう。

アンプの充電もお願いしてアンプも本部移動をお願いする。テントは発電機なので夜中から明日午後まで電気がこないし。

配給の水が300cc数本で、自分で持って行った分もすぐなくなってしまったので、スタッフに明日の分は15本は欲しいと頼む。
翌日はクーラーボックスに氷入りでたくさん来たので良かった。

水もないし、初日を終えるとどっと疲れた。怪我はないが、足は棒。そういえば晩飯を食う余裕がなかった。
本部までの6~700m、タコのできている足には応えた。途中ベンチで休む。ギターや隊長の荷物が重い。

本部で日本スタッフに、明日の送迎バスをウオーキングゾーンテントに近い門に回せないか尋ねたが、無理とのこと。
本部にギターを置き、撤収。この日は会場弁当を持ち帰り、ホテルで食べる。いよいよ疲労こんぱにおん。

 

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