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むかでの干物....7.19
その後、ちょと、脅威の世界、的、話を小耳にはさんだものデ。
地元の部落の葬儀で、むかでに噛まれた話をしていたら....
「むかでは1匹でると、もう一匹でる。むかでは2匹でいるから....
うちはもう12匹やっつけた、ほら、偶数でしょ...」
え、まじ？もしかして、夫婦で暮らしてて、どっちかいなくなると捜索に出てくるとか...
寂しくて出てくるとか...敵討ちにでてくるとか.....
そういえば、風呂場に出てくるのは連続することが多い。
石の下とかには一匹でいるのを見るけど...
で、一月前の恐怖の後日談のさらに続編....
未だに、被害部位のまわりの皮膚は妙なはがれ方をしている。
むかで毒...恐るべし...ショックで死ぬ人も少数だろうけどいるそうな。
さすがに、こちらの復讐は遂げたものの、もう、しばらくは見たくもない心境であった。
にもかかわらず、である。
もう、やめて！びびるよ、あの痛さ、恐怖はまだまだ忘れられん...
前回の戦闘現場のすぐ横、古い母屋の入り口、あがってすぐの床に...
そう、すぐ、足下に、いる！うへ〜どうしよう、武器だ、なんだ。
まず、手元のハンドライトで、逃げられなくすることに。
奥の、ごちゃごちゃした方に逃げようとする、
逃がすと、また、いつ出くわすかわからんので怖い。もう必死。
だ捕し、少しライトをあげ、頭を出したところで、はさむ。
もう、生きたまま捕獲する余裕なし。はさみで断頭、南無阿弥陀仏。
ああ、また殺生してしまった。
前回よりはやや小さめだが、迫力は十分。
流れ出す体液が多い。湿気を好むのはわかる。よく伸びるのも。
しばらく、2〜3日ほっといた。首が無くても逃げるから。
動けない首にはゴキブリが2〜3匹来ていた。
ゴキは食われる方だから仕返しか....ただ、食うためか、まさか、別れの挨拶じゃ...
ともあれ、遺体は乾かして、前のと一緒にしてある。
果たして、これが夫婦だったかはわからないが...
腰ノ辺りを洗濯鋏で挟まれたまま乾いたむかで...
2〜3日後、私は腰痛を再発し寝込んだ。体が歪んで曲がってしまった。
哀れなむかでとオンナジだ。....洗濯鋏は外した...
哀れな私...ポブレ、デ、ミ...
（ツヅカナイ、ト、オモイタイ）
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