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ムンドノーボぽこブヨ〜ダン活動報告SPぱふぉ 格闘記33その4......2010.12.14(12.21画像追加)

カザフスタン短期遠征編〜第6話(全5ページ、8話連続)
試練はつづくよどこまでも〜?

時間は十分あったはずなのだが、あっという間に次の開演時間が迫ってくる。
車輪にからんだマジックのばらまいたテープをほどいてとったり、不調のダンサーを交替したり、結束バンドが切れたり....止めゴムが外れて頭がとれたり......そのほか、いろいろダメージが現れ、修理も増えてくる。

ま、もう、さらっと行こう。3回目はまあ、そこそこうまくいった、と、思った。1回目ほどではないが、お客様の反応も良かった。2回目の挽回、リベンジはできたかな?と、思った。
また、テレビの取材があった。
しかし....音響係のおじさんが.....難しい顔でやってきた。なんか、携帯電話のパントマイムをする。ほら、ちょと前に、親指と小指を広げて耳元でふんふんするやつ。
ん?「みくろふぉん、みくろふぉん」と言っている。んん?
ううむ、携帯は持ってないし......あああ.....マイクロフォンの具合がどうかしたかって??ん??なんか問題あったの?
しばらくして、大島さんが「マイクが音が出てないと、音響係の人が2階から血相かえて降りて来た」という.......
そういえば、ギターの音がでかかったような.....でも、聞こえてたけど。ハモニカや声は......??自分の耳元で聞こえる音だし、モニターもないのでわからないが.....
腰につけたミキサーを確認したか、どうか忘れたが、おいらがやっちゃったらしい。
ギターと、マイクのプラグを間違えて入れたらしい。ギターはマグネットピックアップなので、パワーがあり、ボリュームつまみはおさえてあり、マイクは全開設定なので....。
ごめん、音響さん。声とマイクの音、ほとんど送ってませんでした........。しくしく.....。今回は自分のドジで30点減点......55点?

そしたら、支配人格の方が、4回目の前に、音響テストをしろ、と言って来た。
やったのだが、開演15分前にテストをしても、本番まで30分あると、一度下ろさないと、他のことができないので....やっぱり、一度おろして、プラグも抜いちゃいました。

では、4回目はパーフェクトだったか、といえば、まあ、悪くはなかったのですが、いろいろあるわけで.....。

帰国後もまとわりつく銀テープ。荷物の中に多数あり。 救急隊白虎も鼻を喪失...途中交替せり...えへらえへら クチバシ、足、翼折れ、帰還の負傷兵(日本にて)

一日30分、4回のパフォーマンスは、あまりやらない。一日パレードで、やったことはあるが....。連続すると、なかなか集中力はもたない。
4回目は夜、7時から。リセットしてからも時間があったので、ホテルに帰って1時間ほど休む。これはありがたし。
帰ってくると....これはまた突然に、4回目のマジックは女3人組が出るので楽屋を折半してくれ、と、伝えられる。
楽屋の半分にカーテンが.....あっちがわにも荷物があったのに.....で、美女3人が大忙し。なんか時間のかかる着替えとか始める。楽屋は鏡がたくさんあるので見えちゃう。
落ち着かないので外でセッティング。僕は美女3人とベテランおじさんが共演するんかと思った。なんと、前3回のマジシャンはもう、終わりで帰り支度が終わっていた。
あらまあ、いやあ、ゴクロウサマでした、と挨拶。あまり見る余裕がなかったが、今日はずっとご一緒できると思っていたのだが......
で、今回の美女は中国のマジックコンテストでも優勝した、衣装の早変わりの皆さんらしい。
なんか、手の込んだ仕掛け衣装を丹念に準備して、ほんの数秒でいろんな色、ロング、ショートと一人で10回くらい変身する.....というのは本番を袖から見ながらわかった。
最後は着替え布?マント?を使わず、箱いっぱいの銀紙を降らせる中で変身、という派手な大技。大量の金銀紙、テープは床に敷いた絨毯で回収していたが、3分の一くらいこぼしていった.....。
まあ、また、すごすぎる前座?で、こりゃ、かなわんなあ、と思いつつ、衣装替えマジックはすごいのだが5分くらいで終わってしまった。
さあて4回目に突入。これがフルステージ最後のチャンス。悔いが残らないように......。
大島さんの義兄弟達も遅ればせながら馳せ参じてくれた。
この回だけ、アレレ隊長持参のデジカメで録画をお願いする。(そんなことできるとは思わなんだ。隊長、ホテルに忘れたとか言ってしまいなくしていたのだ。しかし操作がわからなかったらしく、モノクロで撮れていた)
途中で、パレード部隊がなんか重いなあと思ったら車輪が外れていたり、ダンサー達も負傷し始める。
暗転が.....なかなか暗くならなくて、次の準備の様子が丸見え。(デジカメに様子が残る)毎回違うのねえ......。
なんとか、終了。最後は某日本のヒット曲で一人一人の目を見ながら挨拶するというアドリブを思いついて挑戦。ちょと笑えてなくて怖かったかも....。ハモニカ吹きながら笑うのって大変.....。
なんか、でも、みんな暖かく、応援してくれてる感じで、うるうるしてきました。いやああ、終わった終わった。おかげさま〜。
今回、幼児は少なく、1回目を超える盛り上がりまではいかなかったが85点くらいはいったかな。

さあて、着替えると、ご飯を食べにホテルに戻る。そこで、プロフなるパン蓋付き小壷どんぶりを全部食べたら腹一杯。
劇場に戻って、撤収。明日はフェスティバル中日のガラ公演、全出演団体のオムニバスやら挨拶やら表彰やらがあって、10分ほどの小パフォーマンスのみなので、パレード部隊はセレクトして規模縮小し、明日使うもの以外は箱にしまう。
最終梱包ではないので、2時間くらいで撤収およびセレクトリセット。あとにはマジックの銀紙、金紙テープが....。
大島さん義兄弟たちが、昨日につづき、公演祝いをしてくれるというわけで、車で20分くらい載せてもらって、シャシリーク(さし肉、と勘違いしていた、スパイスのきいた串焼き肉)のでるカフェに。
マイルドな口当たりのいいウオッカと、ご馳走。にしんの塩酢漬けからヤギのレバー焼き.....おいらはビールのんだら前に食べた晩飯が腹に残っていてあまり食べれなくて残念。
でも、おみやげにしてもらって朝食べた。
いやあ、頭からっぽで、楽しい。みんな自然にコント?している。おいらの一言、「うら〜」(やった〜)も、うけたし。いやああああ、熱いものを感じました。
帰ると2時。うんこして寝ました。肉は消化が早い?ウオッカ、ビールのせいか、ガスたまる。

しかし、試練はまだまだつづくのだった...。

三兄弟とザ、トースト!(乾杯)

 

カザフスタン短期遠征編〜第7話
つかの間の観光

緊張が解けた朝があける。今日もテンシャン山脈はきれいだ。今日は夕方4時〜6時前までの中での10分出演予定のみ。それも後半らしい。
午前中はキルギスの方々の公演があるらしい。明日はブルガリアとのこと。しかしうちらは明日は帰国の途。
9時にハーリックさんがほぼ時間通りに来てくれた。ハーリックさん、「今日は時間通りだ、俺偉い」大島さんが「3分遅れたぞ」と、ご自分のビートルズ腕時計をさす。
ホテルの世界各国時計、アルマティーのだけが4分ほど遅れていた。僕が「アルマティーでは間に合ってるよ」と指差すと、ハーリックさんは「そらみろ、オオシマ、ゲンは偉い」と、握手。
少ない滞在時間なのであまり使えないかもしれないが、まずは両替所に行く。レートの良いところをロマさんが教えてくれたとのこと。$をテンゲ、に。
市内を車で走る。カザフの旧首都の街、アルマティーはハイテク総ガラス張り高層ビルも林立する近代都市でもあり、古めの灰色のコンクリートアパートあり、不思議テンプルあり、銀座風おしゃれショッピング街あり、東京よりはコンパクトにまとまっている。
迫る山並みは松本、飯田を連想させる。オオシマ3兄弟、スタッフ、お客さん、みな情の厚さを感じた。
車は緩やかな斜面を登り続け、いつしか街を抜け、ゲートを超えてメテオという山岳自然公園に入る。(発音勘違い、メデウ、らしい)来年初頭、冬期アジア大会があり、建設中のロープウェイや建物の工事が目立つ。
中腹の見晴らしのいいところで展望。これより上は乗用車ではきついらしい。寒い。雪はうっすらだが上の方ではスキー場もあるらしい。雪に小〜中動物の足跡があった。
スケート場はいい記録が出るのを誇っているとのことで、日本でもテレビで見かけることができるかもしれない。(うち、テレビないけど....)
岩塊の荒々しい山肌、針葉樹が生えているがそう、大きくなく、山の地肌が見える。松ぼっくりがついていた。
ハーリックさんに、ここの標高はどれくらい?と聞くと「俺にそんな難しいこと聞くなよ,5000メートルくらいじゃないの?」だって。死んじゃうよ。実際は1500メートル。
「あのでかい家をオオシマにあげたいと思ってたんだ。俺のじゃないけど」とハーリクさんはずっとアホな話をしている。根っからの疲れを知らぬ芸人だ。
山を下りて、お土産を買うべく、新しいショッピングセンターに行く。まあ、ヨーかドウみたいな感じ。あまりまだ、お客さんいない。スーパーは現地の生活が垣間みれておもしろい。
おみやげにタバコを思いつく。断煙3年、タバコは買っていない。頭がぼうっとしているので決断力もない。どれにしようか。たくさん買っても好みがあるからなあ.....アメリカ銘柄のはあるが、日本銘柄はない。
「これがカザフで人気のタバコだ」という現地タバコを試しに2個、NEXT一個、買ってみる。なんとなくちょっと買ったら満足してしまった。もっと買っておけばよかった、と思った。
日本にはスモーカーの友人が多かったのだ。日本のタバコは高い。でも、それでもう、やめてるかもしれないしなあ。安いからと買っていくと、かえって健康を害させることにもなるかなあ.....

次に行ったショッピングセンターは駐車場満杯で、なかなか止められない。とにかく人が多い。看板にはコインの山を銃弾が蹴散らしている図。価格破壊?らしい。ドンキーホッテ系?
ハーリックさんおすすめウオッカを買う。レジで待っていたらポケットにミネラルウォーターの飲みかけを入れていたので万引き扱いされ、警備員を呼ばれる。一瞬あせる。
知らんぷりしてたらおとがめは特になかった。でも、今度は車に置いていこっと。

生肉を持たされて記念写真 現地で売っていたタバコ。

次は昼食、今度は屋台のシャシリークを食おうということで、カー用品屋や、いろんなテナントの入ったちょとワイルドな若者向け複合施設へ。
車が止めにくいところを強引に入って、外の屋台料理を中で食べられる店に入る。もう、あまり羊肉はたくさん食えないと言ったが、たくさん頼んでくれた。
オオシマさんと、ハーリックさんは平らげたが、アレレはご飯残した。でも、カザフのスパイシー肉をめずらしく気に入っていた。

次はバザールへ。ハーリックさんは所用があるので、劇場のおばちゃんのご案内を賜る。みやげもの屋はあまりに土産物屋、なので、パス。
大島さんおすすめのチョコを買いに、今度はバザールとなりの工場直営店へ。地元の人の長蛇の列。
アレレはカザフ名物をしっかりパソコンで調べていたのだが、お目当ての蜂蜜もあったので買った。ロマさんと偶然会って、チョコをたのんで....(お土産分を出していただいた、すぱしーば)

さて、なんだかんだとやっているうちに劇場の様子が気になる時間になってきた。なにせ、出番やスタンバイ方法、楽屋が使えるのか、なにもわからなかったし。
次回があれば、美術館とか、博物館にも行きたいなあ.....。

つづく....その5へ

(全5ページ、8話連続)
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