TOPヘ 音楽編とっぷへ 報告予定に戻る 次はブヨ〜ダン紹介1> 造形編へ 里山編へ

ムンドノーボぽこブヨ〜ダン活動報告SP 24.......07.8.7

2007年7月26、27日(木、金)子どもと舞台芸術―出会いのフォーラム.....人形劇ギャラリーに参加。代々木のオリンピック青少年総合センター、中練習室43にて。200パーセントのぽこブヨ〜ダンの展示およびパフォーマンス。
童謡ふるさと館以来2年ぶりのフル出場展示イベントは前回以上に多彩なメンバー100名を超える総集合になりました。

人形劇協会の会員ではない私共を紹介してくれたのは...まだお会いしてはいなかった、だるま森さん。
今回新たに企画された展示スペース、人形劇ギャラリーは、ありったけを持って行っても十分なスペースがある?とのこと...。
2年前の展示にのみ活躍した機構や人形、それから増えたダンサー達.....通常パフォーマンスでは半分以下しかお見せできない。一斉にお見せできるいい機会が到来。
このような年1回規模の大きな企画イベントは2ヶ月前くらいからいろいろ準備し宣伝するのだが...2ヶ月前に参加決定し、概要もわからないので...宣伝の時間もなく、平日2日間だったし....
もっと多くの人にも見て欲しかったなあ。またちかじかどこかでできたらいいなあ...。

さて、ぽこブヨ〜ダン団員、ダンサー達は、通常パフォーマンスでは団長ドン-ジャラン-プー(旧称メダマスター)のどんっ、じゃら〜ん、ぷ〜、という演奏する動きに合わせて踊るのである.....が....
今回は演奏パフォーマンスなし、でも、静かに踊るダンサー達...勝手に自立バージョン、と、お客様に踊らせていただくバージョン。つまり展示部隊が登場。

7月に入り、主な制作は自動化作戦に時間をかける。
が、新たなアイデアが浮かんで改良、新作もとりまぜながら...。どんどん増えて、めいっぱいになってきた...。やりすぎかも?何の為に?ありったけ動員の自己満足になってきた?....。

前日、搬入セッティングの日のさらに前日。積み込みには4時間かかった....。軽の1ボックス車。とても入りきる量ではなかった。
セッティングは大変だが、できるだけ、分解。箱や梱包なし、隙間に入れ子で、ジグソーパズル立体版のごとく、積み上げ、吊り下げ空き空間をなくしながら積み込む。予定していた初期代表作品、むんど明神の神社車とコアラ熊っ太君は今回参加断念。

そして前日、搬入セッティングの日。開始時間がよくわからず、とりあえず、早め、昼前に現地到着。会場は4階のさらに廊下の奥。
車から出して、会場までの移動のために、まず、移動形態に組み立てる。なるべくまとめつつ、エレベーターに載るように....。4階までの移動に1時間。
当日の使用団体が終了後のセッティング開始なのだが、それが予想より遅く、会場のすぐ近くで少しづつ展示形態に組み立てつつ、会場入りを待つ。4時近くになって会場入り、展示開始。
完全自動化、自立バージョンは....1回ばらして組み立てると...いくらか条件が変わり、モーターの力が伝わらずうまく動かない、踊らないダンサーが出現。調整にやや苦戦するがなんとか初期動作はOK。
結局、他の10団体くらいがあとからセッティングにやってきて....さすが手早い!...他が終わって帰ってもまだ終わらないぽこブヨ〜ダン。
飾り付けは未完成ながら、最後の団体と一緒に帰る。結局車から出し始めて8時間...。
うちらより早く来て...遅く帰る方々は....だるま森さん。

翌朝仕上げしてパフォーマンス準備。開場一番のパフォーマンス。まだ人の入りは少なかったが...。パフォーマンスも時間がないところをひねりだしてもらって、まず20分勝負。朝から冷えてない室内で全開、大汗かきました。
会場は当初の予想よりやや小さめで、また、各団体ががんばり、私どもががんばり過ぎた為?(個展規模のかなり多くのスペースをいただきました。)お客様が入ってのフルパフォーマンスには狭めになったのでパレード部隊はやや縮小。タイトル「ばくわくバザール」どうりのかなり密度の高い会場になりましたよね。

お客様に踊らせていただくバージョンは....
子どもの触り方は...想定外、いや、想像を遥かにしのぐものである。奇声を発しながらの力のこもったハンドル回し、綱渡り....強烈でした。 うちの猫やウサギが人間の裏をかくようにニンゲンの常識?固定観念を覆す。私と同じくらいメカに強く?不調箇所を自分で直して動かす少年もいた。
会場ではほとんど休む暇もなく、修理修理....。モーター自動化組も時々、調整が必要になるものも....。無事?初日終了後も手早く点検、やはり故障発覚、調整、修理。とはいえ早めに退場。

2日目は開場時間前に到着するも、お客様は既にいらっしゃる。あの、ロバの音楽座のN氏も。
たくさんの方に声をかけていただき、見て、遊んでもらえたので、やった甲斐があり、うれしかった。まさに出会いのフォーラム。

プロの人形劇団とご一緒させていただき光栄であるとともに、人形劇は操る人の演技力だな、と改めて感嘆。私ども人形ブヨ〜ダンはほぼ自動的に踊るので...展示に花を添える事はできたかな?

うちらをヘブンアーティストに導いた?グレゴの音楽一座、グレゴさんもゲスト参加されていた。世界最小オーケストラ、音楽人形使い、ということで、近い要素も多いが...、真似したくてもできない....やはりさすがである。ロバのN氏とはより古いお知り合いとのことで、また環が繋がる。見えない糸がやはりある。

最終デモ公演にはだるま森さんとの接点にもなった、ロバ繋がり、のP氏もいらしていただけた。忙しい日程の中わざわざいろいろありがとう。

撤収は...まず、あまり形を崩さず、持てる範囲でまず、室外の廊下に移動、さらに廊下をエレベーターまでピストン、エレベーターで階下までピストン、エレベーターから車までピストン、という、手近に少しづつ、近距離ポイントを回数をかけて移動する作戦。
他の劇団の方にもお手伝いしていただいたので1時間ちょい?で車周辺まで移動できた。雨が降らなくて良かった。展示状態がさらに乱雑に広がって路上に細長く展開。車の4倍近い敷地を占拠した感じ。(年明けのゴミ収集状態?)
某氏曰く...「これがこの車に入ることが一番のマジックだ。」
以前東北で知り合った方が偶然来ていて、声をかけてくれた。これもワンダー。
日暮れまでの1時間ちょい、さて最後の勝負。搬入の積み込みよりはうまく積め、暗くなる前に終了。とはいえ、これから展示するわけではないのでかなり容赦ない積み込みだが。
次々と撤収の終わった団体さんからお別れの挨拶をしていただきつつ....最後にまだいらっしゃったのは...だるま森さんだった....。
平日の準備日から3日間の都内への片道75キロ車往復はちょときつし。

さて今回のラインナップを紹介しよう。()数字は人形の数。

自立バージョン。(....38名)
AC電源のシンクロナスモーターを使用。1分間に2〜10回とゆっくり回る回転を使っての動き。

床置き....ぽこサーカステント。(4名)
このぽこサーカステント、のカルメン、も、本来、情熱的に激しく踊り狂うところであり普段は1秒に2回以上はステップするのであるが....今回スローモード、モーターにかなりのパワーが必要なので....1分に4回、15秒に1回という、30倍以上のハイスピード撮影のような動きで登場。
ライオン縄跳び....後ろ回しで6秒で1回転...は....これも、普段よりかなりスローです。
ペンギンぺんぺん、円舞バージョン。
レギュラー時はシマウマ、ラクダの空中ブランコ、ラクダゼブランコのスペースであった、が、ドンジャランプーの直接指揮以外不可能だった為、交替。

ひな壇や床には..(34名)
1.アルル風....背中蝶にはフクロウが目覚め、羽を広げつつ....ゆっくり地味でわかりにくい....、フラミンゴがぐにゃぐにゃ踊る。モーターは独立2個。(3)
2.グラマラス人魚シスターズトリオ(3)
3.しろくまサーカス惑星踊り(3)
月や地球、木星の上でしろくまが踊ります。立って、四つ足で、逆立ちで、それぞれ少しずつ動きが違います。
4.ワニカエルヘビの水辺トリオとナマズ。(4)
5.マネキンに背負わせて......背中トンボと、腹部には鳥が三羽でトリトリサンバ2...かわせみ、ペリカン、オオハシ、魚+ザリガニを装着。(5)
トリトリサンバや水辺トリオは...現役でパフォーマンスで使っていた時は...
3点重りバランス機構...3点を糸で引っ張って部品を持ち上げるための重りが一つ。重りがゆれると糸がたわんだり、引っ張られ、各3カ所を引っ張る力が変わるので3つの踊り手がそれぞれ不揃いな動きをする....という機構、でした。
今回は自動化にあたり、水辺トリオはそれぞれを下から一つのモーターで引っぱり、トリサンバ2は重りのザリガニをモーターで引っ張り上げるという、違う動かし方を試してみました。

6.先代背中劇場、タイコギャル、と、二代目ツルカメコンビを組み合わせ、一つのモーターで踊らせました。上部、左右についた、ロール(横回り)ダンサー、ちびサイ、と、カッパ皿回しは...タイコシステムに連動したモーターによって回る。(5)

7.通常、腰のお腹側に装着する....二代目太鼓システム、大きな靴の中にペダルを内蔵し、自転車のワイヤーで駆動。今回はお客様操作用駆動レバー化。
左はタンバリンをつけたマレット(ばち)で、バッ、という響かない音、同時にトラのジャグリングも連動。右は鈴をつけたマレットで、ドンン、という響く音、同時に竜のジャグリング連動。ここにモーターのスイッチも付いていて...。(3)
太鼓はサンバの打楽器、スルドを模しています。
太鼓自体にはカミカミヤギスキー君がおいでおいでしている。下あごは帽子。投げ銭をいかに楽しく入れてもらうか、の産物。しかし、そう簡単に紙(お札)は入れてもらえない。

8.ぺんぺん5ラインダンス...ちょと動きが地味..手(翼)を上げたり...(5)
9.クリスマスと獅子舞車...不動(3)

お客様に踊らせていただくバージョン。机。ただ見るだけの完全自動タイプより、オルタネート?インタラクティブの方が受けますね。(....19名)

1.黒犬つなわたり...ヒモを下げると、綱渡りしてやってきて、ひとりでに戻ります。なかなか、お客様は行きも帰りも心配なようで...強引に振り回すようにヒモを引っ張っている方も...。
2.こうもり、むささび旋回...クランクを回すとスプリングのロッドで方向を変え、回転力をためてから回ります。そして翼が風圧で回ります。
3.縄文火焔フクロウ、メヒコ....車が動いた回転力で本体を前後上下運動と、横回転するパレードレギュラーですが、固定した机の上でクランクを回して同じ動きをさせていただけるようにしました。しかし、いきなりのハイテンション操作でメキシコ風帽子仮面土偶はすっとばされました。
4.ダチョウ黒猫ギター...車が動いた回転力で手足やギターが動くパレードレギュラーですが、固定した机の上でクランクでローラーを回す事でタイヤを回すようにしました。
5.花壇うさ3号、初代亀1号、6.黒板ボッキーズ、....レバーを押すと横回転で踊ります。
7.アシカトリオ、8.投げ銭箱、猿と狐、ヘブンクジャク、
9.ブルドック縄跳び...以前は装着太鼓セットに搭載され、タイコのマレットを動かす足からのワイヤーの動きを動力としていましたが、お客様のレバー操作による上下動により縄跳びをさせていただけるようにしました。
10.虎回り...ミシンの原理でうまく回すのはちょとコツが要ります。でも、うまい少年もいました。

お客様に踊らせていただくバージョン。床でひっぱり式。(....7名)
ペンギンぞろぞろ2名組と5名組。

さらにパフォ用部隊(....60名)
装着おなか劇場(カバ、イノ独楽、タイコトリオ)(5)せなか劇場(イノママウリボー、コンドル、猫、うさ、クマライン)(12)おしり太鼓劇場(皿回しパンダ、くろねずみ、たぬきついんず)(4)(21名)

アンプ上のぽこテントより(10名)ラインダンス5、ぷろぺらぺんぎん、レッサーパンダ綱渡り、ゼブラ、ギターラクダ、玉乗り象さん....

あれれオオカミ、アレレテント劇場のアリとキリギリス(3名)

パレード部隊(26名)
トリとリサンバ1号カモメとツバメのトリセンカイ、初代鶴、キリンべーシスター(7)縄文遮光、ハート(2)てっきん車(1)コビト楽隊(5)チャリダー隊(2)
馬、牛車、なわとびパンだ車、(親)カバサイ玉乗り車、ネズミぞろぞろ3、風鳥

総勢で124名?プラス、ニンゲン2名。後日のパフォーマンスで某県の知事氏は生物多様性と言ってくれた。種としてはまだ100種には届かないかな?でもまだ増えます。

TOPヘ 音楽編とっぷへ 報告予定に戻る 次はブヨ〜ダン紹介1> 造形編へ 里山編へ