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大道芸風参加型生音楽人形劇、ムンドノーボぽこブヨ~ダンによる「珍八犬伝」2017.12.29(31日追加)2018.2.12追加

2月12日(月祝)成東図書館お話会にて。我こそはタマズサが怨霊〜
第一の試練、仁君、ヨシ君が乗ってます。 チラシもちょっと変化。
第二の試練、足場の悪い高い所で回り転げます。 第三の試練、綱渡り。中君と母、伏せ姫の共演。
トリ軍団、巨大化。

最後は八犬士とそのお友達とみんなでパレード。

ありゃ怪しい目つきのダチョー団長 八犬士とその友達で10数匹、犬だらけ。
チラシ第一号。 本作ではタマズサ怨霊が変身 子犬たち。言霊玉に入ってます。

このお話は玉梓の怨霊という呪いのお化けが登場します。
怨霊ができる(化けて出る)には、やや激しいこと、怖いこと、大きな音がしたりします。
最初の5分ほどは5歳未満のお子様は、しばらく離れていただくか、目や耳をふさいでなんとかしのいでください。まあ、たいしたことはないのですが。

冒頭、お話開始前にこんなご注意から入ります。
話しのスジは単純ですが、大人向けの部分がちりばめられています。

タマズサ「この恨み晴らさでおくべきか〜」と戦死。 八犬士の母はタヌキの伏姫 妊娠した伏姫

2018年は戌年です。当方は千葉県民。千葉の誇るお話の一つに曲亭馬琴の南総里見八犬伝があります。
原作をしっかり読んではいませんが、江戸時代の大衆向け伝奇物語で、水滸伝風だそうです。
ジャンルとしては空想、荒唐無稽、怪奇、ホラー、冒険ファンタジーというところでしょうか。
小学生時代、NHKの人形劇、新八犬伝をテレビにかじりついて見ていました。
辻村ジュサブローの人形、坂本九の語りです。
ひょっこりひょうたん島、ねこじゃら市の11人のあと、真田十勇士の前だったと思います。
はい、私は54です。
薬師丸ひろこ主演の角川映画や、いろんなアニメにもなっているようでいろいろな筋書きがあります。
たいてい長いです。玉梓が怨霊となる経緯から八剣士が登場するまでが大きな山場です。
そして八剣士の活躍がえんえんと…。

八犬士誕生、おぎゃわんわん...
父となるヤツフサ 智のサトルは白犬 綱わたりの中(忠から中庸、バランスの中に)

大道芸や人形劇は30分以上座ったり立って見るのはきついので、なるべく短くしようとオリジナルで作りました。
でも目下40分弱になってしまいます。
原作は犬のやつふさ、伏姫、八剣士、玉梓の怨霊、役行者など濃いキャラクターが登場します。
本作は動物劇ですが、この主要キャラがドラマを作ります。時代劇にはしませんでした。時代設定は現代??です。里見氏は出てきません。
干支キャラということで、サルとトリの戦いのあと、犬が出てきます。
トリ軍団に敗れ怨霊と化したサルのタマズサは役行者に変身、イヌのヤツフサに接近、その子、八犬士とお客様と力を合わせ再びトリ軍団と対峙、その結末は?

毛の短い白も登場?黄色パグが信、黄色系もう1匹は仁。 おっと、赤犬系は子犬8犬士にいないや。
孝はごろごろ回ってお回りさん えーと、このコはどこのコ? 悌は諦に。人生諦めが肝心?諦観...執着しないこと。

八つの玉。言霊の力を持つ玉となって8匹の犬が生まれます。
仁義礼智中信孝諦は2文字、時代に合わせて差し替えています。
中、原作は下に心という字があって、忠義のチュウですが、今の時代、主君に忠誠を誓う、ということはないので、中庸、バランスが大事という中にしました。
諦、てい、原作はリッシンベンに弟の悌、兄弟愛なんですが、一人っ子も多いので換えました。人生あきらめが肝心。探すのをやめた時、見つかる。執着をしない、諦観も大事、ということで。
八徳という儒教の教え関連の文字らしいですが、人間の関わりの中で大事だという八つの文字。あなたならどんな文字をベスト8に選ぶでしょうか?

信君のボクサーバージョンもいます。 あ、さっき上に出てました。 黒犬は義のヨシ君。
珍八犬伝冒頭に登場するサル軍。 隊長とタマズサ隊員。 鉄の雨爆弾を降らせるトリ軍団。

2メートルのダチョーやフラミンゴ、60以上の人形、多楽器生演奏という曲芸まがいの無茶な演奏と人形操作、多数キャラの声を人間2名で行います。10数年、常に実験、挑戦、必死。
挿入曲はオリジナルアレンジ。ムンドノーボは新世界のポルトガル語です。世界唯一のおばかな珍芸を目撃してください。

パタパタはばたき鳥ワークショップオープンパフォーマンス参加の見本団、今回は敵役に。 寄り眼になるのが怖い、ダチョー中(ちゅう)

お客様もキャストに加えたエンディング。人形操作や楽器鳴らしも参加できます。
是非前に座って不思議体験をしましょう。大人もこどもも。

冒頭の曲、ワルキューレの騎行は、ベトナム戦争を素材にした映画、Fコッポラの地獄の黙示録の爆撃シーンのパロディーです。
第二次大戦の太平洋戦争の沖縄戦も意識していますが森山良子のさとうきび畑をちょこっとアレンジ借用。
途中使う曲は昨年挑戦したドボルザークの新世界より「珍世界より」を一部使用。
最後の呪文、「ベントラ」はやはり小学生時代、1970年代、UFO探し番組で誰かが使っていました。「宇宙船」というような意味らしいです。

あたりまえですが、このお話はフィクションです。戦争と平和もストーリー展開に入っていますが、特定の団体や思想等を支持、または批判するものではありません。
結末は少々強引、安直ですが悪しからず。ごめんなさ~い。今後とも考えます。
長文読んでいただきありがとうございます。今後ともよろしくおねがいたします。
ぽこ団長

以下の画像は11月19日(日)木更津こどもまつり「みまち人形劇通り」珍八犬伝初演。
駆けつけてくれた友人撮影。このあとパレード予定だったので派手目で落ち着かない感じになってしまった。背景は七五三の神社。
サル軍団、長めでオフロード(砂利)は大変 トリ軍団、細かくて見にくい..... この後、この舞台の色は地味に変更
言霊玉から八犬士誕生 第一の試練、皿回しに乗って.... 第二の試練、険しい山?をころげる。
第三の試練、綱渡り、中くんと伏せ姫ママ。 第四の試練。リングで格闘戦。
諦(てい)くんvs熊姫、曲は新世界3楽章冒頭。 孝くん、お客さま、動かして〜
タマズサが怨霊、全身登場 音の霊力を頼む!パイプ回しをお願いする。 UFOさん、私を天国に連れてって〜。

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